不適切な情動や行動を変えるには?!
不適切な情動や行動を変えるには?!
これまで脚本分析やエゴグラムによって、自分の歪んだ自我状態についてわかることができました。
でも、それで結局どうしたらその性格の歪みを治せるのか?!
というところが一番気になるところですよね。
杉田先生の本によると、①一度自分の情動に気付き、②一息置いてから行動する訓練が必要なようです。
私は自分の自我状態を、Aが小さく、PとCが大きい不安定な状態だと分析しました。
そのため、Aのコントロールがうまく機能せず、PやCを使ってあまり好ましくない防衛機制を多用してしまうことが多いように思います。
※防衛機制…精神分析の中心概念の一つ。不安によって人格の統合性を維持することが困難な事態に直面したとき、自我egoはその崩壊を防ぐためにさまざまな努力を無意識のうちに行うが、このような自我の働きを防衛機制という。
理想は、唯一好ましく、最適な防衛機制である「昇華」を使えるようになることです。
(昇華とは、何らかの欲求不満のエネルギーを、学業や仕事、創作活動など社会的に好ましい有益な形で消化することです。)
では、「昇華」ができるようになるにはどうすれば良いのか?
それは、何か言動をする前に“間”を置くことです!
無意識にも意識的にも、すぐに感情的になって行動してしまうのは良くないのです!
それは、幼少期から条件付けなどによって身につけてしまった反応(癖)だからです。
感情的になってしまうような出来事があったら、まずは自分の感情をありのままに受け止めます。そして、一呼吸置いて、その感情を適切に扱う方法もしくはその場に適した行動を選択するのです。
これは訓練を要するもので、すぐに変われるものではありません。
ですが、自分の内面への気付きが変わるだけでも、行動がコントロールできるようになるかもしれませんね。
日々少しずつ、向上心と忍耐です。。。