CINDERELLA GRAY

毎日を曇り空のような心で過ごす日々を、ありのままに書いています。世界の隅っこから、愛をこめて。

考察「ハウルの動く城」より、ハウル青年の恋物語④

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考察「ハウルの動く城」より、ハウル青年の恋物語

 

3に続き、ハウル恋物語を書いていこうと思います。

 

目次

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1、ハウルとソフィをくっつける、荒れ地の魔女の魔法

  ~恋するソフィとハウルの再会~

 

2、お城(ハウルの心)にソフィを招く

  ~成長していくハウルの心~

 

3、サリマン先生(母)にソフィを紹介する

  ~“ハウル(息子)はあんたに渡さないわよ?”~

 

4、ハウル青年の過去

  ~ありのままの姿を見せたら、愛される~

 

5、戦争と、悪魔の契約の秘密

  ~守りたい家族ができたんだ~

 

6、カルシファーに水かけちゃった事件

  ~成長していく家族の絆~

 

 

 

4、ハウル青年の過去

  ~ありのままの姿を見せたら、愛される~

 

サリマン先生に見つかってしまったハウルたちは、家を隠すためにお引越し。

新しく増えた家族のために、内装もがらっと変わります。

 

トイレが一つ増えるというところが、リアル(笑)

 

そして、新しい扉からは、ハウルが幼少期を過ごした美しい花畑に通じるようになりました。

ソフィのために用意した、美しい花畑。

ハウルの心の扉が、またひとつ開いたのです。

 

そして、幼少期を過ごした小さな小屋を、ソフィにあげると言います。

ソフィは、「一人で過ごしたの?」と尋ねます。

 

ハウルには、幼少期をひとりで過ごした暗い過去がありました。

その過去には、きっと寂しさや、怖さや、もしかしたら心の傷があるかもしれません。

そんな悲しい過去が、ハウルと悪魔の契約を作り出してしまった原因だったのです。

 

ソフィは、ハウルの過去の心の傷を癒し、悪魔との契約を解消しようという思いを強くします。

 

美しさの影にある、暗い過去。

本来の心の姿を知り、ハウルへの愛が深まったのです。

 

 

人間は、弱さがあるから愛されると言います。

 

最初は人々から恐れられ嫌煙されていた荒れ地の魔女も、本来の姿、ただのおばあちゃんに戻ったことで、ソフィたちから家族として迎えられ、世話をされます。

 

ハウルも、自分のありのままの姿、弱い心をソフィに見せたことで、愛されるようになったのです。

 

 

……5に続く