CINDERELLA GRAY

毎日を曇り空のような心で過ごす日々を、ありのままに書いています。世界の隅っこから、愛をこめて。

考察「ハウルの動く城」より、ハウル青年の恋物語②

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考察「ハウルの動く城」より、ハウル青年の恋物語

※ネタバレ注意

 

1に続き、ハウル恋物語を書いていこうと思います。

 

目次

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1、ハウルとソフィをくっつける、荒れ地の魔女の魔法

  ~恋するソフィとハウルの再会~

 

2、お城(ハウルの心)にソフィを招く

  ~成長していくハウルの心~

 

3、サリマン先生(母)にソフィを紹介する

  ~“ハウル(息子)はあんたに渡さないわよ?”~

 

4、ハウル青年の過去

  ~ありのままの姿を見せたら、愛される~

 

5、戦争と、悪魔の契約の秘密

  ~守りたい家族ができたんだ~

 

6、カルシファーに水かけちゃった事件

  ~成長していく家族の絆~

―――――――――――

 

2、お城(ハウルの心)にソフィを招く

  ~成長していくハウルの心~

 

 

90歳の老婆の姿になって、ハウルのお城に飛び込んできたソフィ。

ソフィは「私は掃除婦だ」といって、お城を大掃除してしまいます。

 

ハウルは思わず「誰が掃除婦って決めたの?」と突っ込む(笑))

 

そしてハウル青年は、ソフィが来ると急にお風呂に湯を沸かし、ぼさぼさだった髪も綺麗に切りそろえます。

 

 

見た目もきれいになりましたが、心の中も、ソフィのために大掃除。

心もぐちゃぐちゃのままでは、好きな人と一緒に安心して過ごすことはできませんね。

 

そんな時、ソフィがお風呂場のシャンプーをぐちゃぐちゃにする事件が起こります。

 

「だから掃除もたいがいにしろって言ったじゃないか~!!!」

 

ハウル青年の美しい金髪は、黒髪になってしまいました。

 

 

彼のプライドだった「美しさ」を、ソフィは掃除してしまったのです。

 

 

心にスペースができて、プライドも崩れてしまったハウル

ソフィに、「本当は臆病な自分の姿」をさらけ出します。

ハウルはすっかり、心を許しているようです。

 

こうして、プライドが高く、自分の城に籠っていたハウルは、徐々にソフィに心を開いていきました。

ソフィだから、できたことかもしれないですね。

 

………3へ続く