考察「ハウルの動く城」より、ハウル青年の恋物語①
10/30
※ネタバレ注意
私がリピートして観るジブリ映画の中でも、とびきりのお気に入りなのが
「ハウルの動く城」なのです。
毎晩のように観すぎて、考察のループに入りそうなので、一回整理してみる(笑)
考察のタイトルは、「ハウル青年の恋と家族ができるまで」です(笑)
もちろんネタばれで、ストーリー知ってる前提で書いています。
男の子であるハウル青年の視点からひとつの恋物語を観てみるという、少し違った視点があればいいなと思います。
目次
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1、ハウルとソフィをくっつける、荒れ地の魔女の魔法
~恋するソフィとハウルの再会~
2、お城(ハウルの心)にソフィを招く
~成長していくハウルの心~
3、シャンプー事件と、ハウル青年の過去
~ありのままの姿を見せたら、愛される~
4、サリマン先生(母)にソフィを紹介する
~“ハウル(息子)はあんたに渡さないわよ?”~
5、戦争と、悪魔の契約の秘密
~守りたい家族ができたんだ~
6、カルシファーに水かけちゃった事件
~成長していく家族の絆~
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1、ハウルとソフィをくっつける、荒れ地の魔女の魔法
~恋するソフィとハウルの再会~
映画は、ソフィのいる帽子屋の窓際から、ハウルの城が見える場面からはじまります。
それが、二人が出会う合図。一人で出かけたソフィを、ハウルが魔法で助けます。
ハウルの魔法で、恋に落ちたソフィ。
きっとハウルは、いつも窓際で帽子を縫っているソフィを知っていて、近づくタイミングを見計らっていたのでは?(ハウルは元々、ペンドラゴンという名前を持っていました)
でもソフィは、派手な母や妹とは正反対で、臆病で自信がない、地味な女の子。
そんなソフィに、荒れ地の魔女が魔法をかけて、お婆さんにしてしまいます。
お婆さんの姿になったソフィは、なんだか前より活きいきとして(笑)ハウルの城に向かいます。
もし荒れ地の魔女の魔法が無ければ、自信の無いソフィは、ハウルに近づくことができなかったでしょう。
こうしてハウルは、荒れ地の魔女の粋な計らいもあり、ソフィを自分のお城(心)に招きいれることができました。
………2へ続く